ミシュランたこ焼き店の所得隠し
大阪のミシュランにも掲載されているたこ焼き店が5年で1.4億円の所得隠しを指摘されて修正申告をしたらしい。
しかも現金商売のお店で一番ありがちな「売上をぬく」という手法だったよう。
現金商売のお店の売上は、銀行等に記録が残らないため、後から記録を確認することが難しい。事業者自身がレジシステム等管理して記録を残すほかない。
この売上規模の飲食店では手書きの伝票を集計して、なんていうことはない。つまり売上の集計ミスではないということだ。報道記事によると、レジの記録を一部消去していた、というから悪質だ。他の事業者は、手書き伝票で集計してる事業者まで含めて日々真面目に売上を集計し、申告を行っているのであり、こんな悪質な店舗には厳しくあたってもらいたい。
こういったことが起こると政府がキャッシュレスを推進したがるのも仕方なしと思ってしまう。現金の売上は客観的な記録が残らないが、クレジットカード等は必ず履歴が残る。しかし、現状決済手数料の負担は重く、なかなか進まないだろう。
ただ、現金が廃止され、完全キャッシュレスで全てが把握される、なんていう世の中になると、今度は仮想通貨等の国に管理されないものが履歴の残らない、というより把握されにくいもの、として価値がでてきてしまうかもしれない。