スズムシの生態・箱庭でも毎年代々音色を楽しませてくれる

実家には小さな庭がありますが四方を建物に囲われ箱庭状態です。

それでも毎年この時期になるとスズムシが美しい音色をきかせてくれます。

当たり前のことと毎年思っていましたがふと不思議になりました。
この箱庭に毎年どうやってやってきているのか。
まさか飛んできているとは思えないし、と。

それで少し検索してみたら便利なものですぐにスズムシの生態を解説してくれているサイトがいくつかみつかりました。

結論から言うと、代々スズムシが庭で卵を産み、その卵から産まれた子供がまた美しい音色をきかせてくれているようです。

スズムシは大体8月の終わりころから10月くらいの約2か月間が成虫期、とのことでその間音色を楽しませてくれます。

そして、卵を産み死んでいきます。
メス一匹で最大100個程度の卵をうんでいくようです。
冬の間は卵のまま冬眠し、6月頃に卵からかえって8月末頃から成虫に、という流れのようです。
駕籠で飼っていても卵からまた育てて毎年自宅で音色を楽しむことができる虫、とのことです。

うちの実家では全く意識していませんでしたが、庭の中で音色を楽しませてくれた後に卵を産む。
その卵から成長した子供が音色をまた楽しませてくれる。
その後さらに卵を産みまたその子供が、と長年繰り返して来てくれたようです。
つまり、今日音色を楽しませてくれたスズムシは代々うちの庭にいる家系だ、ということです。

私の子供の頃にはすでにスズムシはいましたし、父にきくとずっといた気がする、といっていましたから相当の長い付き合いです。
こういった長いお付き合い、代が変わっても変わらないお付き合い、というのは本当に貴重なことです。

ちょっと飛躍しますがお客様ともそのように長いお付き合いを、と心掛けています。
人にも事業にも会社にも歴史あり、です。
その歴史や背景まで含めて一緒にどうするべきか考えさせていただければ一番いい関係だなと。

スズムシの音色からどんどん飛躍しましたが音色を楽しみながらなんだか代々続くお付き合いを感じてしまい、今日はとてもいい気持になりました。

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