申告書に押印不要に・電子がベストですが印鑑忘れても申告可能

無駄な押印をなくそう、ということで税務関係書類の押印も不要となる税制改正がおこなわれる予定です。

先日公表された税制改正大綱では

提出者等の押印をしなければならないこととされている税務関係書類について、次に掲げる税務関係書類を除き、押印を要しないこととするほか、所要の措置を講ずる。
(1) 担保提供関係書類及び物納手続関係書類のうち、実印の押印及び印鑑証明書の添付を求めている書類
(2) 相続税及び贈与税の特例における添付書類のうち財産の分割の協議に関する書類
(注1) 国税犯則調査手続における質問調書等への押印については、刑事訴訟手続に準じた取扱いとする。
(注2) 上記の改正は、令和3年4月1日以後に提出する税務関係書類について適用する。
(注3) 上記の改正の趣旨を踏まえ、押印を要しないこととする税務関係書類については、施行日前においても、運用上、押印がなくとも改めて求めないこととする。

とされています。

この大綱が21日に閣議決定されたことを受け、税務署の窓口でもそれを先取り運用することとなったようです。
全国の税務署窓口で見直しの対象となる税務関係書類について押印がなくとも改めて求めないこととする、としています。

国税庁HP:税務署窓口における押印の取扱いについて

実印と印鑑証明が必要なもの以外は原則不要、ということですからほぼ全ての書類が押印不要となった、といっていいでしょう。

もちろん所得税の確定申告書も印鑑不要ということです。
これまでは三文判でもなんでも押印がないと受け付けてもらえませんでした。

これでどんな影響があるか、といわれるとあまり大きな影響はないかな、と。
押印を忘れてしまっても税務署近くの100均等で認印買ってしまえばすみますから。
大きな影響がないからこそ廃止でいいだろう、ということなんですが。

税理士はほぼ全て電子申告で行っているのであまり税理士業界には影響はありません。

無料納税相談会場でも最近はほぼ電子申告で行っていますから印鑑不要の会場が多いです。
ただ、電子申告非対応の会場がたまにあります。
私は今年そんな会場の担当でしたが印鑑を忘れてしまったがために家まで印鑑を取りに帰っていただいた方が数名みえました。
こういった、印鑑を取りに帰る、という悲劇をなくすことができるのが一番大きい効果かな、と思います。

長いことならんでやっとのことで申告書をつくったのに、最後の最後で印鑑がないから申告できない、となったときは本当に悲しいですし。
受付できないと告げるこちらもかなりしんどいです。

令和3年の確定申告では印鑑不要となってそういった悲劇がなくなることは嬉しいことだな、と。
もちろん他の必要書類を忘れてしまわれた場合にはなんともならないのですが。

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