LINEpayで自宅にいながら住民税の納付ができる。
LINEpayやPayPay等で住民税の納付ができる自治体がある。
今年の租税法務学会研究総会で、地方税の徴収確保について報告した。ただ、その際には気づかなかったが、去年くらいからLINEpayやPayPay等の決済アプリを利用して自宅で納税ができるようになった自治体あるそうだ。ただ、地方税の納付方法が各自治体で違うため、自分の住んでいる自治体が対応しているかどうかは要確認だ。
納付の流れとしては、納付書に印字されているバーコードをスマートフォンの決済アプリを通じて読み取り、納付するという流れだ。つまり、コンビニ等に行く必要もなく、自宅にいながら納税ができる。
これまでも、モバイルレジ、というアプリを通じて同様な流れで納付できる自治体はあったが、そのアプリ自体があまり普及しているとはいえず、気軽に利用できるような状況ではなかった。
LINEpayやPayPayは既に利用している人も多く、気軽に自宅で納税する人が増えるかもしれない。そうなれば、地方税の徴収率も向上するのかもしれない。
ただ、自治体によって利用できる納税方法は様々であり、名古屋市は対応していなかった。恐らく納付書と共に納税方法についての案内も入っているはずなので気になる人は自治体HPとあわせて確認してみるといいと思う。
法人の地方税については今年の10月から地方税共通納税システムが稼働して電子納税環境が一通り、全国の自治体で整った。しかし、個人向けの共通納税システムは無く、個人の地方税納税システムについてはほぼ各自治体まかせになっている。個人についても共通システム等を整えて納税環境の整備をすすめていってほしい。