渋谷区がふるさと納税に参加、名古屋市も以前から参加中、ふるさと納税に対するスタンスは
渋谷区がふるさと納税の制度開始以来初めてふるさと納税の受付を開始したそうです。
読売新聞:税収減23億円「看過できぬ」…渋谷区もふるさと納税参加、仏料理店のオードブルも
シブヤ経済新聞:「渋谷区ふるさと納税」受付開始 食事券などコト消費を中心に
いよいよ税流出が看過できないレベルになったということで指をくわえてみているわけにもいかない、制度改正を訴えているだけでもだめだ、というところでしょう。
楽天ふるさと納税で受付を開始したとのことで早速のぞいてみました。
お肉、お魚、果物、お米といったふるさと納税で人気のものは渋谷区ではつくっていないでしょうから返礼品にはありませんがミシュラン星付きレストランのオードブルセット、クラフトビールやお食事券等面白い品がありました。
記事によると体験型の返礼品を検討されていたようですがコロナの影響で断念されたようで。
それでも大都会ならでは渋谷ならではの返礼品でさすが渋谷だなと。
都会が本気を出したら寄附金も都会に集まっちゃうかもです。
名古屋市もふるさと納税には参加中
わが名古屋市もふるさと納税の税流出に悩まされていますがふるさと納税の受付自体は以前から行っています。
ただ返礼品は渋谷区と比べると正直あまりいいとは思えません。
名古屋市返礼品一覧(ふるさとチョイス)
有松絞はいいと思うのですが長くやっているのだからもっと色々とあってもいいのではと思ってしまいます。
名古屋市は寄附金の使い道を33種から選択可能
ただ、返礼品ラインナップが貧弱なのには理由があります。
名古屋市は寄附金の使い道をとても細かく指定することが可能です。
33種類の寄附金モデルメニュー
リンク先をみていただければわかるように33種類の使い道のなかからここに寄付したい、と選択できるようになっています。
そして、寄付先によっては返礼品があるよ、という制度設計です。
例えば名古屋城天守閣に対しての寄付であれば返礼品として金シャチ手形(名古屋城年間入場券)が、というようにです。
つまり名古屋市の返礼品は寄附金をあつめるための返礼品、ではないわけで、そう考えると返礼品のラインナップが貧弱なのも仕方なし、というところです。