住民税の特別徴収・eLTAXで一年分の納付を予約できるか

令和2年度の住民税特別徴収税額決定通知書が届き始めています。

eLTAXを利用して電子納税されている方も増えたと思います。
住民税の特別徴収も従業員の出入り等で税額が変わりますから毎月納付金額を計算する必要があります。
ただ、家族だけでやっているような会社等で従業員の出入りが全くないという場合、送付されてきた税額で変更無し、という会社も多いでしょう。
そのような会社で、特別徴収住民税の引落し予約を一年分まとめてやっておけると手続の手間もなくなりますし、納付漏れもなくなります。
同じようなことは銀行がやっている地方税納入サービス等でも実現できますが手数料がかかります。
これをダイレクト納付で実現できるのか、やってみました。

納付日指定は120日まで。

結論からいうと現状では一年分のダイレクト納付予約はできません。
今日の指定では8月分を9月10日引き落とし、という予約はできますが、9月分を10月12日引き落とし予約はエラーがでてはじかれてしまいます。

期日納付の指定日として指定できるのは、納付情報が発行されてから 120 日までです。
120日以降の日付を設定すると上記画面のようなエラーがでます。
ちなみに、金融機関が休みの日、土日祝日等を指定しても同じエラー画面です。

まぁ仕方のないことですね。
こんなに先の日程で納税予約をかけたいという需要は、この住民税特別徴収の納税予約くらいしか考えられませんし。
家族従業員だけの会社以外は全く従業員の出入りがなく納付額に変更が無い、ということは珍しいでしょう。

これができれば銀行がやっている地方税納入サービスを使わなくても同じことが少しの手間で実現できたのですが。

それでも銀行に行かずに納付できるのは便利です。

一年分のダイレクト納付予約はできませんでした。
それでも当月分や翌月分の納付予約はできます。
また、複数自治体への納付情報をcsvファイルから一度に取り込むことも可能です。

先日も紹介しましたが
 特別徴収住民税をネットで納税のやり方
各自治体のばらばらな納付書による納付を会社にいながら行える、というだけでも十分なメリットです。
まだやっていない、という方は令和2年度分から挑戦してみましょう。

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