今日から押印不要・用紙も順次入れ替わるとのこと
今日4月1日から正式に申告書等への押印が不要となりました。
国税庁HP:税務署窓口における押印の取扱いについて
印鑑廃止キャンペーンの一環ですね。
今後も押印が必要なのは下記二種のみ。
(1) 担保提供関係書類及び物納手続関係書類のうち、実印の押印及び印鑑証明書の添付を求めている書類(具体的には別紙1(PDF/150KB)をご覧ください。)
(2) 相続税及び贈与税の特例における添付書類のうち財産の分割の協議に関する書類(具体的には別紙2(PDF/154KB)をご覧ください。)
国税庁HPより
本当に限られた書類だけですから基本的には押印不要、と考えていいですね。
令和2年12月に税制改正大綱が公表されてからは押印なしでも受け付ける、という実務対応がとられていましたが今日から公式に不要です。
そこで気になるのが申告書や届出書等の様式の問題。
これまでは押印が前提でしたから様式にも当然押印欄があるわけです。
そのため、押印不要といわれても押印せずに提出するとなんか間抜けな感じに。
この問題についても当然ではありますが対応します、とされています。
今日から順次国税庁HPで公表されている様式は押印欄無しのモノに入れ替わっていくそう。
ただ、税務署で配布されている様式が完全に入れ替わるまでには時間がかかります、とのこと。
今確認してみたところではまだ所得税の申告書も法人税の申告書も押印欄アリでした。
仕事上はほぼ100%電子申告なので関係ないことではあるのですが。
皆が電子できればいいですが現実はまだまだで。
無料相談会場等であった、印鑑を忘れてしまった方に慌てて認印を買いに走っていただく、なんていうことはもう無くなるわけです。
それだけでも大きな意味があるな、と思いますね。