QRコード納税・令和5年から全国で
自治体によってはスタートしているQRコード納税。
納付書にQRコードが印字されていて、それをスマホで読み込み自宅から納税可能、という仕組みです。
このQRコード納税が全国統一で令和5年からスタートする見込み、とのことです。
現状では自治体によって対応がわかれていて、対応している決済事業者も自治体ごとに違いますが全国統一で導入され、銀行でもQRコード読み込みにより納税するような仕組みなるとか。
令和5年度から納付書にQRコードが記載・銀行でも読み込み
読売新聞の記事によると、
読売新聞:固定資産税や自動車税、QRで納付可能に…スマホで楽々・金融機関も負担減
令和5年度から地方税の納付書にQRコード印字をスタートする予定だそう。
スマホ納税はそれほど普及するかな、と思いましたがどうやら銀行でもこのQRコードをいかして処理する仕組みをつくる予定のようです。
現状では自治体ごとに納付書の様式が違い、恐らく手作業で集計せざるを得ない部分も多いのだろうと想像します。
それが全国統一のQRコードが導入されれば集計手間は格段に減りますね。
スマホ納税ができる、というよりそちらの効果が大きいでしょう。
国税は対象外
地方税は自治体が税額を決定し納付書を送ってくる税が大半です。
そのため、その送付する納付書にQRコードを印字するようにして手間を減らそう、という流れですね。
これに対し、所得税や法人税といった国の税金は税額の計算を納税者が行うものが大半です。
そのため納付書も納税者自身が作成します。
そうするとQRコードの印刷はできません。
そういうわけで国税は今回の検討の対象外、ということです。
ただ、国税にも自宅でQRコードを作成してコンビニ納付する、という仕組みがありますが、国税について電子納税を推進したい、というところなんだろうな、と。
納税しやすくなるのはいいこと
納税環境が整っていくのはいいことですね。
特に地方税場合、いまだに納付書が自治体ごとにバラバラだったり納税可能な銀行もバラバラだったりで結構大変です。
複数自治体に納税する必要がある場合には一つの銀行で納税が終わらなかったりもして納税のためだけに銀行のはしごをするようなことも。
QRコードでもなんでもいいので納税環境が整備されていくのはいいことです。