法人設立ワンストップサービスが1/20からはじまりました。

 法人設立ワンストップサービス、というものがマイナポータルで1/20からはじまりました。詳しくはこのリンク「法人設立ワンストップサービス」から確認できます。

法人設立登記後の届出がワンストップで可能に

法人設立ワンストップサービス、というくらいなので法人の設立登記からワンストップでできるのかと思いきやそうではありません。法人登記完了後の税務署、地方公共団体、年金事務所、労働基準監督署そして職業安定所への届出を一括で行うことができるサービス、ということです。

利用には代表者のマイナンバーカードが必要

ただ、このサービスを利用するにはいまだ普及していないマイナンバーカードが必要です。この時点で利用者は相当少なくなるでしょう。なんとかしてマイナンバーカードを普及させたいのでしょうがマイナンバーカード無しではできなったのでしょうか。

法人設立後の届出は相当多くて面倒

複数の役所への届出はかなり面倒です。申請可能な手続一覧に記載されている届出が必ずしもすべて必要、というわけではありませんが、会社をつくると上記の役所に一斉にたくさんの届出を提出しなければなりません。
 数えてみたら申請可能な手続は27個もありました。おそらく一般的にはその半分くらいの申請書でいいはずです。それでも10以上ですね。会社をつくったぞ、やるぞ、ということろであまりの書類の多さに心おられるか、そもそも届出が必要だということに気がつかない、ということも多いはずです。

 それが簡単に一度の入力ですむのであればとても助かります。そのためこのサービス自体はいいものになっていってほしい、と思います。そのためにも繰り返しですがマイナンバーカード無しではダメなんでしょうか。結局つかう人がいなくては意味がないです。

問題は手続きの煩雑さに伴う手続き漏れ

社会保険や雇用保険の加入手続きがそもそも不明、という場合は多いです。法人設立してすぐの右も左もわからない時期に10を超える届出を正確に各役所へ提出する、というのはとても難しいです。しかも、税務署へ設立届出を提出しても税務署では社会保険等について案内はありませんから、自分で気づかなければそのまま社会保険の加入漏れ事業者に意識せずなってしまいます。

 法人番号もあるのですから最低限の届出は不要にして、法人設立と同時に勝手に各役所で情報共有するような仕組みにしてしまった方がいい、と思いますが難しいのでしょうかね。とりあえずせっかくスタートした法人設立ワンストップサービス、いいものになっていってほしいです。

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