大学生のお金に対するリテラシーと税について学ぶ意義

 講義についての大学生からの反応をみていると、二十歳そこそこの時点でお金に対する考え方に大きな差が生じている、ということに驚きます。

 今の大学生は、様々なツールを通じて私の時代よりも気軽に多くの情報に触れることができ、お金についてもシビアになっている人が多いのかな、と思っていましたが、現実はそうでもないようです。

お金についてよく考えている学生もいる

もちろん、お金についてシビアに考え、自分から様々な情報をとりにいっている人も一定数いて、そういった人はお金についての情報を多く仕入れ、大学生の時点で自分なりのお金対するスタンスをもっています。

反面、考えていない人との差は広がっている

情報に触れる機会が多くなったことによって、多くの人のリテラシーが向上するというよりは、積極的に情報に触れようとする人、お金について興味のある人だけがリテラシーを向上させ、より差が広がってしまっている、という印象です。

 お金について知識を得てよく考えている人と、そうでもない人の差が大学生の時点でものすごくついてしまっている、ということです。

お金の話は大事な話、自ら学びに行く必要あり

人生において大事な情報、というのはお金だけではありません。大学生の時点でお金について興味がなくともその他のことについては凄く知識が深い、という人も多いでしょう。ただ、お金について考える、というのはとても大事なことです。

 しかし、義務教育や高校、大学教育ではお金について学ぶ機会というのはほぼありません。そのため、自ら積極的に学びに行く必要があります。

税について学ぶ意義

お金の教育、といっても様々なレベル、アプローチがありますが、税についての話は日本の仕組の話、といってもいいくらいです。政治について考える、ということも基本的には税の集め方、使い方、を考える、と同義だといってもいいでしょう。

 大学生にとって身近な話でいえば親の扶養に入れる範囲で働くにはどうすればいいか、ということも税の知識の一つです。税について無知なことよにって余分な税を納める、などということのないようにしなければなりません。お金を増やすことは難しいですが、余分な税を納めない、それによってお金を減らさない、ということは誰にでもできます。

 日本の仕組みを知る、余分な税を納めない、少なくともこの二点のために税について最低限の知識をもつ、ということは大学生に限らず全ての方に重要なことです。重要なことですからできれば早い内に知識を得て人生にいかしていってほしいです。毎回の講義は、その手助けやきっかけになればいいなと思ってあたっています。 

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