バーコード決済よりこっち?税のWeb口座振替受付サービス

川崎市が4月1日から市税等の口座振替の申込手続をインターネット上で行える「Web口座振替受付サービス」を開始しています。

川崎市HP:Web口座振替受付サービス

最近は地方税をキャッシュレス決済、バーコード決済で支払えるように、という流れのようですがそれより口座振替を簡単にできるようにするこのWeb口座振替受付の方がいいだろうな、と。

別に川崎市が初というわけではなく、意外と対応している自治体もありますがまだまだ少数派です。
できればバーコード決済推進よりこの簡単に口座振替の登録ができる仕組みを普及させる方向へ行ったほうがいいのでは、と思います。

バーコード決済はその都度、口座振替は一度だけ

バーコード決済での納税は毎回納付書を読み込んで決済する必要があります。
人ですからどうしても納付書をなくしたり、納税を忘れたりで納税漏れも発生します。

それに対して口座振替なら一度登録してしまえばあとは自動で引き落としてくれます。
残高不足にさえならなければ納税忘れもなく徴収する自治体からしても都合がいいはずです。

納税者からみても、バーコード決済の場合多少のポイントがついたりしますが、万が一の納税忘れでのペナルティや手間を考えると自動引落がオススメかな、と。

口座振替のネックは登録の面倒さ

便利で手間のない口座振替ですが始めるにはひと手間かかります。
口座振替をするには当然銀行への手続きが必要です。

口座振替の申込用紙を書いて、銀行印をおして、それを郵送して、一月たってはじめて引き落とし開始、だから今回の納税は納付書でね、引き落としは次回からです。
これでは年に何度もない納税のために面倒、というのが先にくるなぁ、と。

手元にある納付書でとりあえず納税すると、次の納税は数カ月後か1年後かということが多いですから口座振替の手続はまぁいいか、となりがちだろうなぁと。

それがWeb口座振替受付サービスであればその場ですぐに口座振替の手続が完了しますからバーコード決済と同じ程度の手間で口座振替の手続完了です。

そういわけでWeb口座振替受付サービスが導入されれば口座振替の登録率も結構上がるのでは。

目新しいバーコード決済より口座振替の方がいい

バーコード決済は目新しくて素晴らしいもののように思えますがコンビニ納税とやってることは大差ないです。

バーコードを読み込むのがコンビニのレジではなくスマホになっただけで。

バーコードを読む手間ももなくなる口座振替がいいとは思いますが問題は銀行の手数料が高いと言われている点でしょうか。

ただ、銀行の手数料が多少高くても全員に口座振替の登録をさせれば徴収漏れも相当少なくなるでしょうし多少手数料がかかっても口座振替の利便性を高める方向に進んだほうがいいのでは、と思うわけです。

ちゃんと漏れなく納税している、できる人には全然関係なくてむしろポイントが多少でもつくバーコード決済の方がいいわけではありますが。

Follow me!