eBayの手数料は消費税課税でもpaypalの手数料は非課税・eBayで輸出している方は気をつけて

輸出事業をやっている方にとって消費税はとっても重要です。

輸出売上は消費税がかかりません。

消費税がかからならいため輸出だけ行っている場合には消費税を納めることはないのですが、その輸出のために支払った消費税は逆に国から返してもらうことができます。

eBayの手数料は消費税課税

eBayに支払う手数料には現在日本の消費税が課税されています。

何故海外の会社であるeBayの手数料に消費税が、については色々と理屈がありますが、
日本の会社にだけ消費税がかかって海外の会社には消費税がかからない
これでは日本の会社が価格的に消費税分負けてしまいます。
そのため、そういうことを防ぐために課税されることとなっています。

消費税の申告をする際にはeBayに支払う手数料、出品手数料等は消費税課税として申告しましょう。

例えばeBayに手数料を消費税込みで110万円支払っていたとしたら10万円分の消費税を納める消費税から引くことができます。

輸出のみで納める消費税がゼロの場合には10万円国から返してもらえます。

eBayを使って輸出をする際にはeBayの手数料は経費の内のかなりをしめることとなるはずです。
仕訳をする時には間違えずに課税仕入とするようにしましょう。

paypalの手数料には消費税がかかっていない

eBayの手数料は消費税課税と上で書きましたが、eBayを利用するともう一つ、paypalへも多くの手数料を支払うこととなります。

しかし、このpaypalへの手数料には日本の消費税はかかっていません

eBayの手数料はECサイトの利用料でpaypalの手数料は決済手数料だからです。

決済手数料は日本国内の会社に支払っても消費税の課税対象外です。

なお、paypalは「登録国外事業者」に登録もされていません(令和2年9月2日現在)。
この登録国外事業者に登録されている国外の事業者に消費税を支払ったときに、課税仕入として消費税申告時に引くことができます。
しかし、paypalは登録をしていません。
そのため、仮にpaypalに決済手数料以外の何かしらのサービスの対価を支払ったとしても消費税は引けません。

手数料まで自動仕訳してくれるクラウド会計がオススメ

eBayでの輸出販売をされる場合にはMFクラウド等を使ってpaypalを自動連携させることをオススメします。

eBayは課税でpaypalは非課税なんて複雑、と思われるかもれません。

しかし、最初にクラウド会計に口座を連携させるときに自動仕訳のルールとしてeBayの手数料は課税、paypalの手数料は非課税、と分けてしまえばそれほど難しいことはありません。
後は自動でやってくれます。

一件ずつ入力していたらとんでもない手間ですが大量の自動仕訳はクラウド会計の得意とするところです。

最初の仕組み作りをしっかりやって手間をかけずに正しい帳簿作りを心がけましょう。

輸出取引の消費税は複雑、気をつけましょう。

eBayを利用すると避けることが出来ないeBayとpaypalの手数料の消費税について簡単にまとめました。

輸出取引をされる方は消費税の還付申告もセットで行われていると思います。

消費税課税ものを海外のモノだからと非課税にしてしまったり、逆に非課税のモノを課税にしてしまったり、といったことのないよう気をつけましょう。

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