何故社会人二年目に手取りが減る、といわれているのか

 何故社会人二年目から手取りが減る、といわれているのか、それは二年目から住民税の天引きが始まるからだ。

 住民税は前年の収入をベースに課税される。そのため、社会人一年目は大学生時代の収入がベースとなり、通常大きな金額はひかれない。扶養の範囲内でしか働いていなければ0円だろう。

 社会人二年目は、一年目の収入をベースに住民税が課税され、その金額の天引きが始まる。二年目での昇給金額より、住民税の方が大きいことが多いので、手取りが減ってしまう、ということだ。

 所得税は毎月概算で当月分を差し引かれる、という制度になっているので働き出したら最初の給料から天引きがはじまっている。概算でひかれている金額を年末に精算するのが年末調整、ということである。

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