バイト103万円超えても何もいわれないしばれないですよね?

 アルバイトで103万円ちょっと超えちゃいました。去年も超えてたけど、いまのところ何も言われてないし、大丈夫ですよね?

 こんなことを学生さんからきかれることがあります。大丈夫ではないです。

税務署が気づくのは数年後かも
 税務署は扶養されている大学生のアルバイト収入をすぐには把握できません。ただ、給与の支払情報はもれなく市役所や区役所へ報告されていますので、数年の内に情報がまわり、税務署も扶養として申告されている子供が103万円を超えて稼いでいることを把握します。

 税務署が103万円超えてるな、扶養から外れたな、と把握するまではタイムラグがある、ということです。

数年後でも指摘がくる
 去年103万円超えていて、今年一年何もいわれなかったからセーフ、ということは決してありません。私のお客様の従業員さんにも、過去4年に遡ってお子さんが扶養から外れるから所得税追加徴収です、と通知がきたことがあります。
 
 つまり、卒業し就職した後に親の会社に突然通知が届く可能性があるよ、ということです。サラリーマンの場合、個人宛ではなく会社に通知がきます。

数年まとめられるとインパクト大
 アルバイトの収入が103万円超えると親の扶養からはずれてしまって、親の税金がすごく増える、ということは別記事でも書きました。

 大学生が扶養から外れると親の税負担はどれほど増えるのか

 所得税の税率20%の方の場合で、住民税とあわせて171,000円増えます。結構なインパクトですね。数年まとめて、となるとまとまった金額になってしまいます。

 ばれてないみたいだから大丈夫、などと安易に考えず扶養の範囲で、といわれている学生さんなのであれば、おとなしく103万円以内におさめましょう。

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