笠松競馬で騎手らの申告漏れ・脱税より闇が深そう
岐阜県の笠松競馬で騎手や調教師らが3億円を超える申告漏れを指摘されていたとのこと。
騎手ら3億円所得隠しか 脚痛い、鼻血…馬の情報を悪用
これを受けて笠松競馬は19日から22日まで4日間開催を自粛するようです。
笠松競馬が4日間の開催自粛 国税局から関係者の申告漏れ指摘を受け
馬券に関する税金問題は色々と裁判例含めてを追っているのでこの件も色々と読んでみました。
どんな事件かな、何が論点かな、と気になったのですがどうもこの件は結構闇が深そうで。
申告漏れ、脱税はけしからん、というのはもちろんそうなのですが。
そんなことよりまずい問題のようです。
そもそも騎手や調教師は馬券を買ってはいけない
もともと競馬法で騎手や調教師は馬券を買ってはいけないとされています。
なぜかってまぁ八百長の防止ですよね。
今回の事件は騎手や調教師が他人名義で馬券を購入して利益を得ていたようです。
この記事の図解がわかりやすいです。
笠松競馬関係者、申告漏れ
当然、騎手や調教師である自分は馬券を買えない、ということはわかってこの方々は他人名義をつかってまで馬券を買っているわけで。
発覚したきっかけは税金でしたがそれよりも相当闇の深い案件でした。
記事によってはインサイダーなんていうマイルドな表現になっています。
朝日新聞の記事でも、馬の体調等の内部情報を悪用して利益を得ていた、とかかれています。
が、これってまぁそういうことだよなぁと思ってしまうわけで。
八百長で得た利益でも課税対象
この件が八百長かどうかはまだわかりません。
気になる方は今後の調査をまちましょう。
ただ仮に八百長だっとしても、八百長で得た利益だからといって課税対象から外れる、ということはありません。
所得税法では経済的に得したら何でも課税なので極端な話、泥棒で稼いだとしても課税対象となります。
真面目に申告するような泥棒さんはいないでしょうが。
そういわけで八百長だっとしても利益を得ていたなら課税対象です。
今度こそ自浄を
笠松競馬はけっこう問題続きだそうで。
今回は大きなニュースになりそうですし。
しっかりと調査をしてもらってなんとか今度こそ自浄してほしいですね。